はじめまして

かつては、1週間に2~3冊は小説を読んでいました。

女性作家では、よしもとばなな、江國香織、柚木麻子、大島真寿美、

　　　　　　　三浦しをん、柴崎友香、津村喜久子、恩田陸

男性作家では、北村薫、浅田次郎、伊坂幸太郎

海外作家では、ジュンパラヒリ、カズオイシグロ、エリザベスストラウト

あたりが好きでした。

わが人生、本とともにあり！という意気込みで読書をしていたのが、

子供が生まれて一変。

子供のお世話に明け暮れ、本を読む時間がとれない！読む体力もない！

子供グッズが部屋にあふれ出し、買った本を置く場所もない！

・・・・という感じで、

趣味が、Kindleおよびレンタルで漫画を読むことに変わりました。

そんな私が読んだ漫画を、少しずつ、感想とともに紹介していけたらと思います。

中学生のほっこり恋愛に癒される【夕暮れライト】

kindleで漫画を読み始めてから、読む漫画の量が増えました。

以前は、どうせ買うならはずれがないものを・・と作家買いが多かったのですが、

『無料試し読み』で、よく知らない作家や出版社の作品も手軽に読めることができ、

これは！と思うものは、ついついその続きをお金を払って買ってしまいます。

漫画を読む量が増えて気づいたことは、新刊を追って買うのも面白いのですが、

せっかく買うなら、完結作品かなと思っています。なぜなら・・・

・完結作品を一気に読んだ方が物語に集中できて面白い

・Amazonなどの口コミで作品を通しての評価が分かるので、ラストまでのはずれが少ない

からです。

中でも、５巻前後ぐらいで終わっている漫画は、物語の盛り上がりはあるものの、だらだらせずきれいにまとまっていて、個人的にちょうど読みやすいボリュームかなと思っています。

そこで、まずは５巻で終わるオススメ漫画を１冊ご紹介。

夕暮れライト（全五巻）

両親が離婚して父親と一緒に暮らしている、中学３年生の女の子『ちなみ』が主人公の少女漫画です。

ちなみは父親の再婚で、再婚相手が住むマンションに引っ越すことに。そこで、再婚相手の娘で同級生の女の子『和音』とその幼馴染のイケメン兄弟『奏多』と『雄大』に出合います。

主人公の『ちなみ』は、ずばずば物を言うので、なかなか周りの人と仲良くなれない性格。

『和音』は、オドオドしがちで、クラスメイトから掃除など雑用を押し付けられてしまうようなタイプ。

と、それぞれ相反しているような性格ですが、ちなみ・和音ともに、うまく自分を出せず、周りと良い関係を気づくのが苦手というのが共通しています。

そんな二人が、姉妹になるということでお互いを気遣いながら、少しづつ仲良くなっていくのが物語の一つのポイント。お互い気になるし、仲良くなりたいけど、急には打ち解けられない様子が丁寧に描かれています。

そして、もう一つのポイントは、ちなみ・和音と、和音の幼馴染の兄弟『奏多』と『雄大』との四角関係です。主人公が中学３年生ということもあって、穏やか～に、時に男の子たちのやさしさやカッコいい表情にキュンとする展開が心地よく広げられます。

既婚子持ちとしては、いまさら激しい恋愛よりも、一周回って、ちょっとキュンとするくらいがちょうどよく、ほっこりとします。

 ↓特にこういった雄大の照れたような笑い方がツボ。

絵柄も、きれいな線で表情が丁寧に描かれているので、非常に読みやすいのでお勧めです。